保育園の園児にやさしいウッドデッキ施工
お施主様との出会い
昨年10月に石積み工事のご依頼を頂いた大和ハウス工業様より、今回は寒川にて開所予定の認可保育園のウッドデッキ施工をご依頼いただきました。お声をかけていただき、大変感謝しております。
ウッドデッキの素材選びについて
今回のウッドデッキ施工は保育園ということもあり、安全面第一、そして大切な園児や、職員の方々に気持ち良く使っていただくこと、また費用面でも比較的安価であり、保守を考えても持ちの良いことなどを、総合的に判断し今回はセランガンバツ材を使用しました。安全面への具体的な配慮については後述いたします。
天然木の素材としてはハードウッド(針葉樹)とソフトウッド(広葉樹)があります。今回は耐久性や保守の観点からソフトウッドよりも優位性(塗装の手間の無さなど)のあるハードウッドを選びました。ハードウッド材の中でもセランガンバツ材は、木のぬくもりを感じられ、比較的安価かつ長持ちのする素材であることから、ウッドデッキ用の素材として最近では人気の高い材料となっています。
一方で、樹脂でできている人工木は高い耐久性や虫食いが無いなどのメリットがありますが、前者と比較し、価格が高いことや、木のぬくもり感は期待できません。
上述のように、ウッドデッキにも多くの素材がありますので、各現場ごとに何を優先するのかを、事前にお伺いした上で、ご提案させて頂きます。
安全面での配慮について
保育園ということもあり、安全面には十分に配慮しました。元気な園児たちが走り回ったり、飛び跳ねても良いように、まず、根太のピッチを狭くして強度を高め、素材のたわみを減らし、衝撃に強い施工をしました。また、床材を留めるビスは全て皿取りをして、表面を滑らかに仕上げました。
費用概算と素材価格比較について
費用概算
ウッドデッキの作成費用の算出方法として1㎡(1メートル×1メートルの正方形)当たりの費用が基本になります。この単価に対して完成時の大きさのウッドデッキを作るための材料費+作業代+諸経費で算出されます。
今回は奥行き1.5メートル(階段含む)×横幅8.6メートルでしたので合計約13㎡(平米)の施工となりました。
素材価格比較
セランガンバツ材の価格を1とするとウリンやイタウバは約1.5倍くらいの価格比になります。材料単価の大小が施工価格に直接影響してきますので、お客様との事前打ち合わせの段階で、各素材ごとの特徴や、価格比もご説明させて頂いております。今回の現場では、比較検討しセランガンバツ材を使用することになりました。
湘南・鎌倉エリアでは1家に1基と言っても大袈裟ではないウッドデッキですが、予算や場所、使い方などによって材質を選択することができます。
施工開始
完成
倉地造園設計ではご予算や、現場の状況などを十分検討し、最適な材のウッドデッキを提案させて頂きます。お気軽にご相談ください。