toggle
2021-05-26

大徳寺垣施工中

本日の作業内容

 

大徳寺垣の下地作り。

まずはあんこをつくり、ひもで曲がりを矯正します。

 

次にあんこをいれるためにシノビを縦にいれます。

これは後程取り外します。

 

柱には3cmほどほぞが切ってあるのでそこに穂を入れ込みます。

左の柱には左から、右の柱には右から穂を入れていきます。

次の穂は穂の末を手前に上げて中側に入れ込みます。シノビシノビの間であんこの穂をつなぐようにしました。

上まであんこを入れた後押し縁のラインに胴縁を入れます。

今回は薄い板をシノビとして入れました。

1本ずつずれないようにフィニッシュでとめるために薄い板で施工しました。

仕上げ穂は2段目の節でそろえていきます。

2段目が右から始まるので右穂

2段目が左から始まるのは左穂です。今回は左の柱から順に右穂をつけていきました。

 

仕上げ穂をつけると同時に縦のシノビを抜いていきます。

 

本日はここまで。

 

あんこの下準備、右穂、左穂のさばきなど大変手間のかかる垣根です。

今回は2段目だけを揃える施工にしました。柱や石積みとのバランスを考えるとこの施工のほうが良いと判断しました。

押し縁の高さごとに仕上げ穂を切って節をすべて揃える方法もありますが、今回はこの形で最後まで行きます。

 

完成までまだまだ先は長い。

 

本日より日々の日記としてこのような情報を発信させていただきます。

よろしくお願いいたします。

 

ちなみに裏はこんな感じです

 

 

関連記事